速読トレーニングに漫画を使おうという記事以来のネタです。今回は、漫画を使った速読トレーニングの具体的なテクニックについてご紹介します。当サイトに検索からいらっしゃる方が「漫画速読」というキーワードでたどり着いていることが結構あると知って驚きました。漫画の速読については全然記事にしていませんでしたね。漫画と速読なんて記事は2年も書いてなかったよ!
漫画速読のコツ1:初心者には大コマが多く台詞が少ない漫画がおすすめ!
要するに断然BLEACHのようなカットが大きい漫画がおすすめです。1コマ1コマが大きく、戦闘描写が多く、説明的な台詞が少ないのでページをめくるのがとてもラクです。
逆に解説が多めで1回の情報量が多い漫画は速読には向いていません。遊戯王のようにバトルの解説をキャラクターが説明しているために台詞が多い漫画や、小さなコマにしっかり書き込みがしてある少女漫画もそうですが、むしろ速読すると漫画の価値が下がります。じっくり味わいながら読むことに向いている漫画なのです。これらを速読しようとすると味わうという作業を減らすことになるのでもったいないことになります。
漫画速読のコツ2:立ち読みがおすすめ!
買うのではなく立ち読みがおすすめです。あとはツタヤのレンタル。なぜかというと、メンタル的に以下のような効果が期待できるからです。
- 立ち読み・・・なるべく短時間で済ませようとして速読したい気持ちを発生させる
- レンタル・・・速く読んで返さなければという気持ちから速読につながる
速読トレーニングに漫画を使おうの記事で、私がなぜ漫画を速読していたのかについては書いてあります。やはりこれも立ち読みによるものです。中古屋の立ち読みで、ガンガンコミックスのハーメルンのバイオリン弾きを1巻約20分で読みこなしていましたが、20分ではやはり記憶が怪しかったです…(当時小6)。ハーメルンもBLEACH同様、戦闘カットだけでセリフの少ないページが結構あるので1巻を読み終えるのに25分あれば十分トレーニングになりました。
漫画速読のコツ3:知っている漫画ではなく知らない漫画でやるのが効果的
速読トレーニングには何段階かあります。
速読トレーニングのステップ
- 内容理解よりもページをめくることを意識する
- ページをめくるスピードを落とさないようにしながら、眼球を動かす練習をする(×内容を読む)
- 眼球を動かしながら、入ってきた情報を感覚的にとらえる練習をする(×頭で理解する)
- (感覚的にとらえた内容を確認するために、じっくり読みなおす)
速読トレーニングのステップ1では、内容理解は完全に放置して、ひたすらページだけをめくります。1分間勉強法で紹介されていた気がしますが、私の場合は、右手を固定し左手で一定スピードでめくることを意識しています。
ステップ2では、眼球を動かす練習をします。中身はやはり読みません。ひたすら、漫画のセリフのある部分を目で追うだけです。漫画の場合は1ページで考えると右上から左下に眼球を動かすことになるとおもいます。見開きでも、右上から左下です。
もっと簡単にやりたいひとは、漫画見開きが一気にみえるところまで顔をひき、ページをめくったら見開きが一気に目にとびこんでくるように、目線がとらえる位置を中央に設定します。中央の右から左へ目線を滑らせながら、見開き全体をとらえるようにしましょう。あ、何度もいいますが、まだ中身は読みません。めくって目を滑らせるだけです。
ステップ1・2に書いてあることは、速読トレーニングやフォトリーディングでもよく書かれていることなので、ご存じの方も多いかもしれません。私も実際に、縦線や横線、斜め線を使って眼球練習したりしました。次のステップ3も、フォトリーディングやスキャニングを勉強した方はご存知かと思います。
ステップ3では、眼球を動かしながら、感覚的に内容を理解します。なんとなく、重要そうだなとおもったセリフを拾って読んでみたり、印象に残ったコマを拾って読んでみたりします。これが鍛えられると、現代文の正答率がぐっとあがります。つまり、物語に欠かせない要素だけを拾い読みするというものなのです。
ステップ4では、3で理解したことがどれくらい合っているか、どれくらい重要な要素を拾えているか確認します。ゆっくり読みなおして、欠かせない要素を拾えているか確認しましょう。
速読トレーニングを知らない漫画でやるのが良い理由
当然、中身を知らないからです。知っているものでやってしまってもかまいません。ステップ1~2はそれでも構いません。手元にあるものでやって構いません。しかし、3~4は知らないものでやらないとトレーニングになりません。
まとめ
- 初心者には大ゴマが多く展開の遅いバトル漫画がおすすめ。
- 立ち読み、レンタルなどで心理的に「速く読もう」と思わせる作戦を実行!
- 我流でやるのではなく、速読トレーニングのステップを意識して、本の持ち方や目の動かし方をかえよう!
- 展開を知らない・読んだこと無い漫画でトレーニングしよう!
英語長文とスキャニングについてはまた思い出したら書きますね。それでは。