大学付属からの内部推薦・内部進学をチェックするポイント!

最近、大学付属に入学させて後悔する親たちの話へのアクセスが増えているなぁと感じています。

そこで、今回は新たに大学付属と内部進学・内部推薦の話を書いていこうと思います。

内部進学は成績順

前の記事でも書いた通り、付属大学への進学は成績順です。

どういう仕組みかというと、例えば…

付属高の高校3年生が100人いるとしても、付属高校から大学に内部進学できる人数は学部によって異なります。

  • A学部 20人
  • B学部 20人
  • C学部 20人

の場合、高校生100人に対してA~C学部合計で60人しか枠がないので、最低で40人は別の大学に行かなければならないのです。

大学付属を受験する際は、付属高校から付属大学への進学率をよく確認しましょう。

付属高校から付属大学への進学率をチェックする際のポイント

ポイント1:内部推薦「合格」者数と内部「進学」者数は違う!

「内部推薦者」&「推薦合格数」

「内部進学者数」異なる

ということを意識して、疑って読むようにしましょう。

 

どういうことかというと、国公立併願受験制度などを導入している高校では、内部推薦を受けて合格していても、2月の一般受験で国公立に合格した場合は推薦を蹴って国公立に入学できるわけです。

この場合、推薦が一人辞退したからといって補欠で追加合格が出ることはないはずです。

 

例えば高3が200人いて、12月の内部推薦合格発表では180人合格したけど、国公立や早慶を受けて合格した子が抜けて150人が内部進学した場合、

内部進学率は75%ですけど、

内部推薦合格者は180人(90%)と高校の進路実績には表記されるのです。

だって実際に90%なんですから。”合格者の数は”です。

高校の側は受からせた人数を書きます。

 

おそらくそこそこ易しい大学になると、推薦合格率や合格者数はあっても付属大学への進学人数は低くなるはずです。

こういった学校では、付属大学をキープにして、他大学を受験する子が多いと読み解くことができます。

 

…ということは、

 

付属だけども、高校生活では一般の大学受験の準備もしなきゃいけない、ってことなのです。

日大付属日吉

日大日吉は日大の付属校です。

現役進学率は92%ですが、内部進学率は56.2%であり、他大学に35.5%も進学しています。

こういった付属校では、高校生活をするにあたっても他大学への受験のために準備をする子が多くいるはずだというイメージが可能です。

フェリス女学院

フェリス女学院高校は、高校卒業生のほとんどが外の大学を受験することで有名です。

この学校の進路状況のページには、付属大学への推薦についての説明はあっても、推薦合格人数の記載はありません。

この高校は関東の女子御三家同等のレベルで難関大学への進学率がウリ。

付属大学への進学人数はPUSHポイントじゃないですからね~。

ここからも、高校生活では他大学への受験のために準備をする子がほとんどだ、というイメージが可能です。

ポイント2:人数の多い高校は合格「率」よりも不合格者の「数」を見よ!

同じ9割でも、50人の9割が合格していたときと、500人の9割が合格していたときでは、不合格の人数がちがいます。

 

合格率ではなく、不合格者の数を見るのです。

何人まで合格ではなく、入れなかった人が何人いるかを見るのです。

 

50人の9割なら、5人が不合格。

500人の9割なら、50人が不合格なのです。

すでに述べたように、内部推薦は大学の側がくれた内部推薦枠の人数に依存するので、高校の側の何%が~ではなく、何人が入れなかったのかの方を見ましょう。

明治大学付属中野

明大中野は3年分載っています。29年度は一気に突出していますが、法学部の人数がぐっと増えているので、高校側が頑張ったと言うよりは大学側から提示された付属枠が増えたのが原因ではないでしょうか。

27年度は高校3年生が406人で内部推薦者が298人。73%です。29年度は突出していますが、27、28の数字は70%台なので、だいたい7割と考えるのが良いでしょう。

ところで、八王子と比べますと、中野は男子校ですから、

男子だけで406人おり、1学年10クラス以上あることになります……

いくら29年度の業績が良くても、403人中332名しか内部推薦の合格が出ていないということは…

 

1学年で約70名は明大に上がれないわけです。

 

…どうですかこの衝撃。大きいでしょう…?是非気に留めてください。

(※内部推薦のない学部にいく子やそもそも推薦をもらう気のない子という例外はいますが、そういう子は他大学合格実績のほうの人数に載ります。もちろん数はさほど多くないです)

ポイント3:男女共学は人数の認識が少しかわる

例えば、偏差値50で男子校(100人)と、同じ偏差値50の共学(100人)の高校では、実は同じ偏差値でもちょっと違います。

昔男子校だったときは、テストで上から100人の男子をとりましたが、

共学になった場合、男子50名女子50名の合格を出すと決めた場合、テストで上から男子を50人、女子を50人とりますので、

男子校のときは入れていた下の50人の男子は共学化すると不合格になるレベルなのです。

 

昔男子校だったけど今は共学という学校(例えば明大八王子は1994年に完全共学化)はこういった目線で見るのも良いでしょう。

明治大学付属八王子

明大付属八王子のページは最新しか載っていませんが、卒業生307名に対して推薦合格者数は261名(84.5%)と記載があります。

八王子は男女共学ですから、偏差値で考えると、同じ307名でも男子校や女子校よりもレベルは高くなっています。

さいごに

先行きのわからない時代には大学付属の人気が高まりますが、

付属によって特色が異なり、大学によっても特色は異なります。

付属だから全員上にいけるものだと、エスカレーター確定だと思い込まないように。。

よく情報を調べてから受験することをおすすめします。

中学受験や高校受験なのに大学進学のページまで調べなければいけないのはちょっと手がまわらないかも知れませんが、とても重要だと思います。

 

**前の記事

>>大学付属に入学させて後悔する親たちの話

ABOUT US

Sym
ベテラン塾講師です。
中学受験・大学受験・大学院受験は自分が一般入試で経験。

なぜ先生をしているかというと、その人個人に合った方法を探して「できた!」と喜ぶ姿を見るのが好きだからです。

○○しなければ成功しない?そんなことはありません。
自分に合った自分だけの勉強方法を見つけましょう!