日能研・公開模試対策!実力を発揮するための戦略

公開模試では、①範囲が決まっていないテスト用の戦略と、②カリテ同様の中学受験テスト用の戦略の2つを意識することが大切です。具体的にどんな順番で何に気をつければ良いのかを見ていきましょう。
昨日の記事では、日能研の夏期講習のクラス分けは6月の公開模試の結果が重視されるとお伝えしました。今から対策すればまだ間に合います。努力ももちろん必要ですが、何よりも「効率よく」「賢く」頑張っていきましょう

カリテと公開模試の違い

念のため軽く説明をします。

  • カリテ(カリキュラムテスト)=その週の習った範囲から出題される。共通問題100+基礎50(or応用50)の150点満点。大問ごとに何が出るか&配点はだいたい決まっている。
  • 公開模試=範囲は一部公開※1だが、基本的には範囲指定なし。全部で150点。大問ごとに何が出るか&配点はだいたい決まっている(大問1は計算と単位換算から6題、大問2は小問集など)。
※1 公開模試の出題範囲について
公開模試のサイトにもある通り、「出題範囲としてあげられたものが必ず出題されるとは限りません。」とある。2016/05/29(日)の6年生のテストのPDFファイルを見ると、算数は図形と文章題をバランスよく出します等の記述があり、あまりあてにならない。
ついでにいうと、あまり範囲を意識して勉強すると、実際に過去問を解いたり志望校を受験するときに苦しむことになるので、今度の公開模試では売買が出るらしいから売買をやる!!というように意気込まないほうが良い。何が出ても対処できるようにしていくのが基本。

注でも説明した通り、

  1. 公開模試は範囲が決まっていないものとして認識し、
  2. 全範囲から狙われやすい所がバランスよく出題されると思って対策していくのが良い。
  3. 入試に備えて、範囲がわからないテストを解く練習だと思って行うのが良い。

です。

公開模試で確実に点数をおさえる(30点くらいまで)

カリテ対策のページも合わせてご覧ください。

国語・算数

国語と算数は何で点数を確実におさえればよいかが明白です。

  • 国語=漢字が必ず出題される。漢字で点数を稼ぐ。あえていうなら、説明文の「接続語」の問題は配点は低いものの確実に出題されるので、なるべく正解できるように訓練しておく。
  • 算数=カリテ同様、大問1に計算と単位換算、大問2に小問集が出るので、「まず、大問1の6問を何度も検算して30点満点を狙う」。「次に、大問2の前半4問をなるべく確実におさえる(後半は難しいので無視してよい)」。カリテと違って基礎問題がないのでここをおさえないと30点切ってしまう可能性があります。

社会・理科

確実に点数をおさえるというのが難しいのが社理です。すぐに点数には結びつかないかもしれません。なので、日頃の努力が必要に…。でも20点くらいの人があえてやるなら何をやるべきなのか?!

  • 社会=白地図作業ノートの1章を頑張りましょう。地図は地理の命です。また、栄冠への道の基本の穴埋め部分をとにかく繰り返して練習してください(→これについてはカリテ対策の社会の部分で詳しく書いてます)。理科と異なり社会のメモリーチェックはレベルが高いので40点とれない子はメモリーチェックをやらなくてよいです。
  • 理科=分野別に理解の差がどれくらいあるのかをはっきりさせておきましょう。メモリーチェックの弱点診断テストを行い、4つの分野について、どれくらい得意不得意の差があり、どの単元が身についていないかを明確にしなければ始まりません。そして、各分野のうち暗記部分(化学なら水溶液の性質など)が身についていなければ優先して取り組みます。

公開模試でA2をキープする(70/150点ライン)

日能研の下から二番目、A2をキープするにはだいたい70/150点ラインが重要です。ちなみにA3となると100点がとれるレベルが必要になってくるのでA2からA3の間には大きな壁があります。

70/150点ラインは、まず国算をきっちり「落とさないようにする」のが大切です。

国語=指示語の抜き出し、本文内容一致問題などを正確に解答する。(→現代文の解き方が怪しい場合はこちらをチェック順番通りに解くことにはこだわってはいけない。記述問題(50字以内で書きなさいなど抜き出しではなく自分で文章を考えるタイプ)は余った時間で解くために最後に回し、見直しが終わってから記述問題を解くようにする。

算数=大問2の後半はとりあえずできる問題だけ解く。できない問題は1分考えて取っ掛かりがつかめないなら無視する(※1)。大問3~7の(1)や(2)で簡単な問題だけ解く。例えば、3(1)だけ解き(2)無視→4(1)(2)を解き(3)を無視→5が無理そうなので6(1)と7(1)へ…というように「(1)だけ作戦」で点数を稼ぎます。これがうまくできれば、最初の計算と小問で落としていなければ70点は楽勝です。なぜなら、大問1が約5点×6で約30点、大問2の(4)までで約5点×4で約20点、これで50点ですから、3~6の(1)が合っていれば70点なのです。

※1 制限時間のあるテストで100/150を超えられない人はわからない問題について粘り強さを求めてはいけない。1分考えてわからないなら頭のなかに答えへの道のりは存在しないので、他の問題を正確におさえるほうがよほど効果的です。

※2 約、と書いているのは、単位換算が6点だったり、2(4)~(7)が6~7点だったりするからです。

公開模試で100/150点を狙う(A3レベル)

国語~記述が得意か不得意かで戦略はわかれる~

そろそろ記事が長くなったので本当はもうここでやめておきたいのですが一応…
国語は、100を狙うには記述が得意か不得意かで大きく変わってきます。

  • 記述が得意=記述問題で点数を稼ぐために、選択問題等にかける時間を短くする練習を行う。記述問題では要点を的確に盛り込んで満点ではなく高得点を狙う。満点狙いにすると慎重になって失敗しやすくなるので注意!
  • 記述が不得意=記述問題がどうしてもダメという子には、記述以外を完璧にする方法で点数を稼いだ上で、国語の上澄みを諦める。国語の記述は特に小学生~高校生は生まれ持った才能が大きく響いてしまうので、本当にダメならさっさとあきらめてその分を算数や社会理科で補うのが効果的。入試は全科目の総合力勝負であり、得意科目を伸ばすほど不得意科目を補えるという事実を忘れないこと。→記述がダメな小6女子が頌栄に合格した例の国語の戦略を参照

算数 ~「深めよう」と「練成問題」を解く~

70は先程の戦略で取ることができると思うので、あとは(2)以降をどれだけとれるかによります。(2)以降は基本的に6~7点のはずですから、30点分=5問できればよいです。つまり、2(5)(6)、3(2)、4(2)(3)、あたりができれば100です。

この辺をどうやってできるようにしていくかというと、本科の考えようレベルでは不足です。「深めよう」まで完璧に身につけてもちょっとどうかな…。昔お世話になった室長が、深めようができれば偏差値50といっていたので、深めようが完璧にできるレベルが70点ちょいといったところなんでしょうかね。練成問題まで踏み込むくらいの力でないと100はとれないかと思います。実際に日大日吉に合格した子も、最初は深めようまでを頑張ってもらって75点くらい。その後、練成問題の最初のページもやって100くらいでしたね。

まとめ

公開模試について、なによりも覚えておいていただきたいことを書きます。

  1. 順番通りに解かなきゃいけないという考えは捨てる!おいしい問題から解いて点数を稼ぐ!
  2. おさえる問題を解き終わったら必ず検算と見直しをしてから難しい問題へ!ミスは10点以内におさめるのがベスト!
  3. 出題範囲がわからないからといって慌てない。わからないものだと思って対策する!

以上です!

公開模試や今後のために役立つ関連記事

→こちらのまとめを御覧ください。