ウソだとばれないお世辞の言い方

時々、「どうやったら常識って身につくんでしょうか?」という質問を受けることがある。

「無知の知」という言葉が示すように、まず、自分は皆が知っていることを知らないのだor自分は一般的ではない表現を使っているらしい、ということに気付かなければならない。
次に、自分を無理に一般人に合わせるのでは無くて、「一般的には人々はどのように考えるのか」を知識として知れば良い。
最後に、自分を消すことなく、「それなりに一般人の仮面を被る」ことを覚えれば良い。

残念ながら日本の社会では出る杭は打たれるし、出ない杭は個性が無いと言われてしまう。どっちだよ?!と思いたくなる矛盾だらけの中途半端な西欧化社会なのである。個性がありすぎる人は、自分を消さずに一般人の振りをできるようにしておいて、一般人の仮面を意識的に着脱すれば良いのである。
(逆に個性が無いと言われる人は、あえて人と違うことを選択するよう心がけて行けば良い)

一般人とは、世間一般の人々のことである。ご存じの通り、英語ではこれをpeopleと言う。peopleの単数形はpersonであり、personという英語は元々はpersonaという言葉から派生している。persona(ペルソナ)は仮面や人格のことを指す。つまり、個性溢れる一人一人の人間の上に、一般人という白い仮面をかぶせて個性を消した姿、それがperson、その複数形がpeopleなのである。

常識を学ぶのは机上でも構わないけれども、やはり人間相手に経験を積み重ねるのが一番効果的だと思う。一般人と自分が思う相手と話す機会があったら、会話の中で相手の意見をいろいろ聞いて吸収し、「こういう意見をもつ人がいる」と思う回数を増やせば良い。
経験的に、もっとも回数の多い意見が自分にとっての一般常識になるはずである(それが世間の多数派と異なることはしばしば。例えば私の周りは学問好きばかりだが、世間では勉強したくないが多数派である)。

さて。まず他人から意見を教えて貰う必要がある。そのために便利な魔法の言葉がいくつかあるので紹介しよう。

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①「わかるわかる!」「それって〜〜ってことですか?!」

相手に同意を示す言葉である。同意されて嫌がる人は居ない。心理学的にも、自分と似ている人間には親和性を見いだすらしいから、相手と上手くやっていくためにはまず同意が有効である。
同意したくなくても、「それって〜〜ですか?」と相手の言葉を言い換えて質問すれば、相手は自分の言ったことが相手に上手く伝わり理解してもらえたと錯覚する。一言も同意するとは言ってないが錯覚するので心を開いてもらえる。
ただし、わかってもいないのに理解してもいないのにこれらの言葉を濫用すると嫌われるので、自分の理解力と応相談である。

②「え、それってつまり…?」「○○ですか?」

同意を示しておきたいがいまいち正確に理解できない時に、相手にさらに詳しく説明させる言葉だ。ポイントは、「つまり」を言った後に少し長く間を置きつつ相手に目を合わせることだ。そうすれば、相手がもう一度説明して教えてくれる。
「○○ですか?」は、相手が話した単語を繰り返して説明を求める表現だ。全体ではなくそこを詳しく聞きたい場合に有効だ。

③「すごいですね!いえいえ、私にはとても出来ませんから」

相手を褒める表現。褒めることでさらに情報を引き出せる。
相手をおだてたり褒めたりするとき、良く、ウソだとばれる人がいる。心の底から思っても無いのに言ってばれるのである。しかし人間、お世辞を言わなければいけない場面は沢山在る!どうしたらバレないようにできるか。

1,すごいですね!のまえに「え!」「おお!」などの感嘆詞を挿入し、あえて目を開く(文字で言うと、「目を丸くする」)。
目が連動しないとうそだと思われる。役者のように驚いた様子を演じるのだ。

2,それらしい理由をきちんと用意する。
なぜ凄いと思ったのか、理由を用意することだ。こじつけでもいい。自分がそうだと思うのならそれらしい理由をきちんと説明できるようにすれば、お世辞だとしても相手は快く納得してくれる。

④「そんなことないですよ!だって…〜〜」

相手が自虐した時にこちらからフォローに入る表現。
人によっては自虐自慢する人も多いので、疲れると思うがこの表現をすらすら使えるようにしておけば世の中渡りやすくなる。特に年上の偉い人との会話で使える。有用。

さあ、本を閉じ、生きた人々でサンプリングを行い、一般的にはどう考えられているのかを分析しにいこうではないか。

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Sym
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中学受験・大学受験・大学院受験は自分が一般入試で経験。

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