放任主義の親を子供はどう思っているか

管理親の逆は放任親である。

前の記事で、管理しすぎる親は子供のやる気を奪うと書いた。その逆で、放任主義の親子関係も存在していて、世の中本当に難しいなと思う。

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放任主義の親というと聞こえは悪いが、良い場合と悪い場合がある。

良い場合=基本的に子供が望むことをさせる。最低限のことのみ注意・管理する。
悪い場合=子供の成績や努力に基本的に無関心なように見えて、成績が悪いと勉強を強要する。

良い場合のほうは置いておくとして、悪い場合のほうについて少し触れたい。この悪い場合というのは、少なからず子供との間に誤解が生じているものである。

子「うちの親は私の成績なんてどうでもいいと思ってるから」

この台詞は何人もから聞いてきた。子供の成績に興味の無い親は居ないので、この認識は9割方間違っているのだが、子供はそうとってしまうこともあるらしい。
親御さんに聞いてみるといくつかパターンがあり、

A:親「成績を見るとうるさく言いたくなるので無関心を装ってます」
→放任親の振りをした監視親パターン
B:親「子供の説明が分かり難いので知ることをあきらめました」
→親子間に第三者を必要とするパターン1
C:親「自分が見ても数字の意味がわからないのであきらめました」
→親子間に第三者を必要とするパターン2

ざっとこんな感じだと思う。
放任親の振りをした監視親パターンは、子供の間あるいは受験やテストの間は子供がグレる可能性もあるが、全てが終わった後ならば仲良くなれる可能性を秘めている。
しかし、親子間に第三者を必要とするパターンでは、第三者が子供の言葉や成績をわかりやすく説明して親に理解してもらい、親から子供を直接褒めてもらう必要がある。子供は親に自分のことを知って欲しいと思っている。少なくとも、頑張ったことや良かったものは知って欲しいと思っている。親も、わかりやすく教えて貰えれば子供を見る目が曇らなくなる。そして、子供も、親にわかってもらえればやる気が出る。

放任主義ならいいのかと言えばそれは違う。子供に、放っておいてよ!と言われて、じゃあ放任主義にすればいいわけ?!とキレ返すのは大人げない。
おそらく、子供には表現する語彙が足りなかったのだ。本当は、沢山管理しないでよ!だけど私のことは見捨てないで!と言いたかったのである。まあ、得てして自分の子供というのはわがままに見えるものだから、その辺りは仕方ないと思う。どんなわがままでない子供も、家ではわがままだと親に思われているし、どんな大人びた子も、家では小学生並みだと思われているのだから。

さて…なんと書いて締めれば良いのか。
必要なことは、正しいコミュニケーションであるが、そんなものが出来るのであれば悩んだりしないだろう。
まずは、相手に先入観を持つのはやめよう。自分の子だからだめなはずだとか、昔はこうだったんだから今もどうせこうだろうとか。そうではなく、今、目の前にいるその人を一人の人間として迎え入れることが大切だと思う。
過去のその人ばかり見ていませんか。今のその人を見ることができていますか。
是非、やってみてください。

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Sym
ベテラン塾講師です。
中学受験・大学受験・大学院受験は自分が一般入試で経験。

なぜ先生をしているかというと、その人個人に合った方法を探して「できた!」と喜ぶ姿を見るのが好きだからです。

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