引き続き、社会について述べていく。
まずは時事問題から。
大きな間違い→時事問題は日能研が全てなんとかしてくれると思っている
いや…いくらなんでも全てってありえないでしょう。
日頃から新聞やニュースくらいは見ておかないといけません。
時事問題として問題形式を解くのは冬からで良いという意味であって、まったく何も頭に仕入れなくて良いという意味ではありません。
新聞は少なくとも2種類読む!
こういうのもなんですが、中学受験では朝日の「天声人語」こそが最良とか言われてました。昔は。
私が受験のときも言われて読むように言われましたが、私は天声人語が苦手で一切手を付けませんでした。
入試頻出!なんて言われてましたけど、「天声人語」なんて有名なものを出すのは偏差値が低い学校だけです。
上位の学校はその程度では問題になりませんから、もっと難しい、子供が初見になるような文章を引っ張ってきます。
さて、社会に関してですが、新聞は二種類読むことをオススメします。
例えば、左寄りの「毎日」と、右寄りの「産経」の両極端を読み比べるとか。
まあ、二種類とるのが面倒くさければ特定の政治色を前面に出さない中道保守な「読売」にしておくとか。
特定の政治色が強い新聞に特化するのは、この多極化時代にはよくないことです。
赤旗だけとか、聖教新聞だけとか、それはもっと良くないです。受験に使うならば、せめて三大新聞にしましょう。
新聞を全部読めとは言わない。一面と三面記事とテレビ欄で良い。
全部読めなんてそんなの、大人の大部分さえやっていないことを子供に押しつけてはいけません。
一面はその日の最も大きな記事が載るので必須です。
次に、邪道と思われるかも知れませんが、テレビ欄を見ましょう。
テレビ欄の特にニュース番組の欄にはどんな特集があるのか書いてあるはずです。一面や三面記事との関連を意識しましょう。
最後にテレビ欄の隣、三面記事を見ましょう。
ここには事件が多く載っています。身近な事件を知ることで、世の中への関心を意識できるようになります。
御三家でもなければ、普段からの学習はこれで十分だと思います。
日能研の時事教材を使う
2014年版はまだ出ていないのですが、コレです。
まあ役に立たないわけではないので使うと吉くらいですが、まったくないよりは良いです。
例えば、東日本大震災のときはかなり役に立ちました。
当時の総理大臣の名前ですとか、場所の名前ですとか、その年に起きた他の事件ですとか、東日本大震災の壮絶さで忘れられかけていたことがきちんと整理されていました。
問題形式にもなっていますし、冬にはちょうどよいかもしれません。
毎年、かけこみで冬期講習ごろに必死にこれをやる子が居ます。
そういう風にならないよう、そもそも日頃からニュースに関心を持つように、ですね。
時事問題以外、地理や歴史について
基本ですが、間違えた問題は教科書やメモリーチェックに載っているのかチェックしましょう。
歴史であれば、資料集で年表ごと確認することが大切です。
のっているならば覚えていなければいけません。載っていないなら、どうやってこの問題を解くのかを考えなくてはいけません。
レベルが高い学校だと、載っていないものまで平然と出題されます。
これは一般常識あるいは、中学以上のレベルを求めているということになります。
となれば、中学校以上の教材を読ませるか、推測する力を鍛えるしかない。
でもまずは、中学受験教材を学習すればよいのか、それとも…、このどちらなのかを区別する必要があります。
間違えた問題を「ミスで間違えたもの」「教材に載っているけど覚えてなかったもの」「教材にのっていないもの」に区別します。
そして、満点から「のっていない」を引き、合格点に達するか確認します。
それで十分達するなら、「のっていない」を正解することをあきらめ、すっぱり切り捨てれば良いのです。
受験は満点をとるテストではありません。
合格点がとれればそれでよいのです。