中学受験・集団塾で夏期講習を受けるときに気をつけておきたいこと

夏期講習の時期がやってきましたね!今回は夏期講習を受けるときに気をつけておきたいことを書いていきたいと思います。

中学受験生・集団塾の場合

集団塾の場合、一日にがばっとまとめて4コマくらい進んだりします。
某予備校では、昼ご飯を持って行かせて夜ご飯を親が届けるなんていうスパルタなパターンもあります。

集団塾で一番問題となるのは、受けることで手一杯になってしまってテスト前にアタフタしてしまうというものです。
そこで、まずは集団塾のテスト範囲とテキストを見比べましょう。

もし日能研なら、夏期テストは4回あり、この結果が9月以降の最終的なクラス決定にも関わります(9月以降はクラス変動なし)。
なのでテストは非常に重要なのですが、やはりみなさん授業に必死でテスト対策が追いついてこないことが多いです。

基礎レベル(偏差値45未満)の場合

正直、復習が一番大切です。予習禁止の場合は特にそうです。
予習が禁止でなければ、いっそ授業中にどんどん解いてしまいましょう。解いて、間違っていたら先生の解説を写します。
解けていればとりあえず良しとしましょう。(こうでもしないとテスト範囲が終わらない)

授業に集中しましょう!なんて普通は言われていますが、実はみんなと同じ普通のことをやっていては成績は伸びません。
先生の言う話のうち、重要でなさそうなところの時はあえて話を聞かず、宿題を進めるなり、前の単元を解き直すなり、自分のために使いましょう。
先生がしゃべっているから話を聞かなきゃいけないなんてルールはありません。聞く必要の無い部分はスルーしてもいいのです。
優秀な学生のうち、内職をまったくしない生徒はどれくらいいるのでしょうか?今度アンケートをとってみたいとおもいます。

あと、どうせ帰るのが遅くなるのですから、帰宅してから勉強しようだなんてそんな大人の言うことは無視です。
授業中に宿題も全部やってしまい、帰宅したら何もせずにご飯食べて寝るくらいで良いと思います。
4コマも授業やったあとに家に帰ってまじめに復習に取り組む子が基礎クラスであるとしたら絶対になにか違う理由が存在するはず。

基礎レベルは理解力が追いついていませんが、それ以上に効率が悪いのです。
まずは効率よくやることを教えた方が良いと思います。授業に全力で集中しなくていいから、やらなきゃいけない問題はしっかりできるようにしよう。
応用以上の子と同じ習慣を身につけさせようと考えるのは、新卒社員に高級腕時計とオーダーメイドスーツを買わせて体裁を整えようとするのと同じです。

そして、計算力が非常に重要です。
かならずテストの計算問題は落とさないように訓練してください。
45までの学校なら、大問1には25点以上の計算問題が出ることがほとんどです。
まずはここをしっかり満点とっていく、理解以前にまずは計算で確実にとる、そこを重視してください。

応用レベル(偏差値50~)の場合

応用レベルの問題点は、夏期テキストが難しいことです。
ぶっちゃけ自力で解けない問題がかなり多くなっていますし、解説をみてもわからないことが多い。
ここでは、基礎と違って、理解が非常に重要になってきます。
どのように解くのか?写すだけでなく、どのようにしてその式を導き出すのか、そこの考え方のところを授業中にしっかり聞きましょう。

そして、授業が終わったら、問題をみて、紙には書かなくていいので、ここはここに目をつけてこうやってやるんだったな?と確認してください。
それだけで全然違います。基礎と違って基礎力はあるので、手順さえ知ることができればあとは自分で計算できるはず。
わざわざノートに書いて解かせなくても、やり方を確認するだけでもかまいません。

発展レベル(偏差値60~)の場合

ここまでくると、ほぼテキストの問題は過去問です。

重要なのは、学校名です。自分が受ける予定の学校と似た傾向の学校は最低でも解くことができるように練習しましょう。
たとえば、60前後の女子校を受ける子が、65前後の男子校の過去問ができなくて理解できなくて苦しんでるとしたら、時間の無駄です。
女子校と男子校では理数系で聞いてくるセンスも違いますし、できたほうがいい問題、できなくてもいい問題、これを割り切って取り組んでください。

60以上の算数では特にセンスが重要になります。
センスを磨くには、目の付け所を学ぶ必要があります。5分その問題と向き合って、さっさと解答を見ましょう。
それでやり方が合っていればそのまま解けばいいし、合っていなければその書いてあるやり方で一度解いてみて、伏せて、もう一度解いてみましょう。
この方法は実際に難関大学に入った理系の子がやっていた方法です。一問をじっくり解く時間はないので、せめて導入部分のやり方を学ぼうという方法なのです。

オマケ・学校&塾選びについて

こういう本なども出ていますが、私としては

こちらがかなり興味深いです。毎年読んでいるのですが、今年は特に塾業界再編と塾の選び方がおもしろかった。

ダイヤモンドセレクトのほうのランキングですが、以前お話しした、高3になると進級が厳しくなって1クラス減るので偏差値が上がると内部生からリークがあった世田谷学園が今年も堂々の一位のようです。山ほど学校があるので、やはり数値でしかリサーチできていないのでしょう。お得な学校なのではなく、入った後下が切られるので出るとき高く見えるだけなのです。こういうのは内部生に聞かないと実情はわからないですよね。

ダイヤモンドセレクトの塾選び記事のほうですが、栄光ゼミナールが買収される予定であることもきちんと載っていましたし、割と信用できる情報ではあります。
ですが、個別塾についてはやはり星の数ほどあって、そのなかでも大手しか載っていないため、例えば日能研には個別指導ユリウスという子会社があるなどのことは本文中でちょっと述べられているにとどまります。個別塾については少々情報が少ないので、鵜呑みにしない心構えが必要でしょう。

今回一番おもしろかったのは、各集団塾ごとの力の入れ方です。
サピックスは上位校や難関校に力を入れるのに対し、日能研は有名校と上位校、そしてenaは下位校が多いというリサーチ結果です。
ダイヤモンドセレクトのその部分の執筆担当者は、サピの合格率が高いからといってサピにいれるのは間違いで、
自分の子供を通わせたい学校への合格に力を入れる塾を選ぶべきと締めています。そうですね。その通りでしょう。

内部関係者としてはたしかZ会が栄光ゼミナールを買収予定という話のほうが気になって仕方なかったですが(笑)

他にも、三輪田や広尾の校長インタビューが載っていました。各学校1ページずつ割かれているので、結構ボリュームがあります。
興味があれば是非目を通してみるとよいでしょう。
※ただし、すでに述べたように学校ランキングの数値は内情が考慮されていない外向けの数値なので信じ切ってはいけません。