古文の暗記ノートの作り方を紹介します。高校生から特に質問が多いので、自分が昔作っていたらしい高1のときのノートが残っていたので、写真をとってみました。
赤シートノートの基本の鉄則
- 赤シートをかぶせると「ノーヒントの素の文章」と同じになるようにする
→テストではヒントのない教科書にのっている文章と同じ状態で出てくることを意識! - どこを答えればよいかを色ペンでわかりやすくする
→回転効率を上げるため
枕草子の例
オレンジペンで、隠したいところを書いておきます。
(オレンジ以外にもピンクでも消えます。赤はちょっと怪しいペンもある)
隠したいところを答えさせたいところは、赤シートで消えない色で印をつけます(青の二重線や紫の四角線です)。
また、どこが何を聞いているのか明確にするため、
私の場合は印の表記を、
敬語を波線、動詞を四角線、助動詞を二重線
に統一表記しています。
これに赤シートをかぶせると…
このようにオレンジの部分がすべて消えるようになっています。これが赤シート勉強法の素晴らしいところです。
赤シートノートを作るのが大変
よく聞く声です。
ノートを作るので精一杯で試験前になってしまう、と。
しかし、ノートを作るときに、まとめたり自分の言葉で買いたり工夫したりしたことは十分アウトプットにつながっているので、ノートを作ることは全く無駄になっていません。
私の場合ですと、世界史のまとめノートを作り終わると一週間前でしたが、そこから赤シートを何周もして平均+20とるのが当たり前でした。
まとめノートにかなりの時間をさいていたので、一回授業用ノートにそのまま緑ペンを塗って赤シートにしてみましたが平均くらいしかとれませんでした。
私の場合はですが、自分でノートを作る作業を挟むことが暗記につながっていたのだと思います。
赤シートノートの代わりにプリントを緑チェックペンで塗りつぶす
私の教え子で同じく世界史にプライドをもっていた子がやっていた方法です。
暗記ノートを作らない代わりに、配布プリントを徹底的に「黒塗り教科書化」します。
配布されたプリントのあらゆる場所を緑 チェックペンで塗りつぶし、「■■年、■■が■■戦争を起こし、■■に攻め込んだ」といったように全ての部分を答えられるように練習します。
この場合、やる気が大きく響きますので、とにかく緑で塗ればいいとおもって塗ると後でわからなすぎて心が折れますので気をつけてください。
赤シートノートのための良き友
断然、「下敷きサイズ」です。なぜなら、薄くて小さいシートは①オレンジなどが透けることがあるのと、②どっかに行方不明になりやすいからです。
緑 チェックペンは当然の盟友です。
(2018.03追記)しかし最近は緑よりも青がオススメかな~と。
青はちょっと薄い気がするので、赤シートを被せて物足りなければ二度塗りしてください。
緑は裏写りが激しかったので、テキストや両面印刷のプリントに塗る人は青がおすすめ。
そして、私の場合はオレンジにはいつもこれをつかっています。
SARASAもいいとおもいます。
ハイテックは、先端が細いので詰まりやすいという問題点があります。
そして、先端が細いので筆圧が濃いと、色は消えても筆圧で紙がへこんだ筆跡で答えがわかってしまいます。
※次の記事・・・先生たちの勉強法!「どうやって暗記してきた?」
※関連記事:赤シート用の緑ペンの問題点とその解決法