連日、中学受験から高校受験に切り替えてカオスなことになった例をご紹介してきましたが、
今回は中学受験したけど高校受験もした例についてご紹介したいと思います。
お金のことはさておき、中学受験と高校受験のどっちかしかできないっていう思い込みを取っ払えば良いのです。
それではいってみましょう。
例1:都立中高一貫から私立高校へ
彼は中学受験をして、有名な難関都立中高一貫校である桜修館に入学しました。
ところが、学校の勉強についていけず、中学三年生で駆け込みで高校受験をし、とても偏差値の低い私立男子校へ進学したのです。
家はきょうだいも多く、彼にたくさん受験のための費用がかかったことは辛かったと思いますが…
ちなみに、この兄のせいで、妹が
「うちにはお金がない、私は都立じゃないといく高校はないんだ…」
ってネガティブになったり泣いたりしたのですがそれはまた別のお話…。
でも、彼は高校では余裕で良い成績をキープしながら遊んで、二年間楽しく過ごしました。
まあ、そこからGMARCHに行こうと思って一念発起したところ、
学校の勉強じゃとても無理だと気付いてからが新たな地獄の始まりでした。
でも彼は自分で塾に通いながら熱心に勉強して、日東駒専のおさえの学校に入り、やりたいことをやっています。
だから、中学受験をしたら高校受験ができないなんてことはないのです。
人生、計算どおりに行かないものなのですけど、そこが人間本人のやる気に繋がるのかもしれないですね。
例2:中学受験したけどそのまま小中一貫に在籍して都立高校へ
元から小中一貫校にいた少年の例です。
彼は日能研に通って中学受験をしたのですが、どうやら結果が思わしくなかったようで、
今通っている小中一貫校のほうが良いと判断したそうで、そのまま中学に進みました。
前回の公立中学に進んだ例とは異なり、元が私立小中一貫だったことは大きな違いです。
そして彼は気合で勉強して都立小山台高校に合格しました。
この例では、資金には困っていなそうだったというのがポイントです。
中学受験から高校受験へのまとめ
中学受験と高校受験どっちかしか選べないことはないです。
ただ、どんな場合でも大切なのは、子供の努力を途中までであっても認めるべきであるということです。
そうでないと子供は、努力してもどうせ違う方向にいくことになる、と凹んでしまいます。
もちろん資金の問題もあると思いますが、最初に言ったように、
地方と違って東京近郊の公立中学は
荒れていたり治安が悪かったり学力もどん底だったりしますので、
「首都圏の賑やかな地域で」受験を途中でやめさせて「公立中学に」というのだけは安易に考えると危険です。
地元の中学の評判をよくよく調べてください。
*いままでの記事*
>>中学受験を諦めて高校受験にするのもいいかなと思っている親御さんへ