お調子者や平凡そうな子が実は持っていた「才能」とは?

家族から見ると普通のことでも、先生から見ると「おっこれはすごいのがきたぞ!」と思うことがあります。

そして、平凡そうなのに実は原石だったなんてこともあります。

そういう例を引き続きいくつか紹介していきますね。

今回のポイント

今回の解説ポイントとしては、

  1. 普段どういう姿や態度を見せているか
  2. 周りからどう言われているか
  3. どういうときに才能に気付いてあげることができたか
  4. 才能に合った勉強法

こんなところでしょうか。それでは2件ほどいってみましょう。

例1:お調子者で成績が落ちこぼれだがかなり運がいい女の子

娘がお母さんとガチバトルしたせいで、おばあちゃんが塾の面談や電話の対応をしてくれていました…。

成績がまずいので、日能研の郵送物はお母さんの目に触れる前におばあちゃんが回収していたとか。大変だった…。

ところで、普段の彼女は、お調子者で、「できないー」「無理―」はよく言いました。

やる前からです。やり始めてもすぐあきらめようとします。

逃げます。サボります。

しかし、できると「すごいでしょ!あたし天才かも!」とよく言いました。

そうですお調子者なのです。

お調子者の補欠合格

ミスも多くて、最後の最後まで色々甘えていましたから、誰もまさか第一志望に入るとは思っていませんでした。

それが、まさかの補欠合格、入ってからは補修にひっかかっていないというのです(姉談)。

そして今はリア充な日々を送って、姉にまだ彼氏できないのと言って笑います。

また調子に乗る始末です。すごいな~!

(ちなみに姉はいま塾で先生しているので、退会済の妹の情報が姉経由で我々に入ってくる)

お調子者の育て方

お調子者なのですが、これは出る杭であり、叩くものではなかった。

あたし天才かも!と調子に乗ってくるといい解答を出してきましたから、おだてつつも本当に刺すところは釘をさしておきました。

なので、我々もやりたいというのならやらせましたし、志望校を3回全部うけるというのでうけさせました。

なんだかんだ、おばあちゃんが優しくて、彼女の補欠合格の可能性をあきらめていなかったことが大きかったのかもしれません。

 

彼女の才能は、お調子者であることと、応援してくれる優しい家族や仲間がいたこと。

それに甘えられる、堂々とした子だったことなのです。これも才能なのです。

 

例2:小学算数を捨て、数学を身に着けた男の子

サッカーをやっていて、日能研の土曜日の授業が必ず欠席になる子でした。

偏差値も落ちてきていて、小6になった頃からお世話するようになりました。

ちなみにこちらの記事の彼です。

日能研の授業で社会を受けていないが偏差値50を超えた例

2018.03.13

最後は自分で自学自習できるようになってしまったスゴイ子です。

でも最初はとても目立つ子ではなかった。

平凡、ザ平凡。おとなしそうなおっとりした感じでした。

最初は、おっとりした自信なさそうな少年だったのに…

親や一部の先生は、授業に出ていないのでは無理だろうとあきらめていましたし、彼もちょっと自信がなさそうでした。

周りからの評価は、真面目ないい子。

ちょっとおっとりしていて、ばりばり勉強するように見えない子でした。

あ、ここが実は逆だったんですけどね?!!

しかし、社会や算数は、このブログで紹介したようなやり方を個別に教えて身につけさせたところ、社会なんて授業を受けてもいないのに偏差値50以上をキープしてしまっていました。

授業とは?!独学自習でこんなにできるんだ小学生?!

そしてこれは…ちょっと反則的でしたが、彼には有効でした。何かというと、彼は

「○○算」がとても苦手な「数学脳」だったのです。

算数を捨て、方程式を身につけた6年生。

反則だよなと思いつつ、せめてXだけは使わないようにしようと思って、小学生の算数でも使う○や△、□をつかって、少し方程式っぽく算数を教えました。

どこかの系列の塾ではXを教えてしまっているそうですね…

ええ、Sぴっくすという…なんでもありません。

本当はXを使った方程式のほうが効率的なんですが、小学生の学習範囲にはないので教えてはいけないのが普通です。

それに、普通の小学生は、○や□といった抽象的な表現より、具体的な計算のほうを好みます。

しかし逆に彼は○○算を個別のやり方で解くのをあきらめ、全て○や□をつかった式で解くことに決めました。

和差算とかもあるし、ギリギリセーフだろう。Xではないし。

受験校も日大日吉だから、途中式記述の解答用紙でバツにされることもなかろうと。

それが効きました。彼の算数の偏差値は48と50の壁を突破して52をキープしたのです。

彼の第一志望は日大日吉なので、それ以上はいりませんでした。

合うやり方がわかったらこなすのみ。体育会系の男だった

まあ、彼は、サッカーの練習を欠かさない、ばりばりの筋トレ体育会系だったのです。

つまり、練習メニューを組んだらできる子だったのです。

勉強もサッカーと同じ。やり方がわかったらできるまでみっちりメニュー組んでトレーニング。だったのです。

というわけで、彼は実はばりばりの体育会系、ひとりでもトレーニングできる男だったのです。

自信がなさそうに見えたのは、やり方がわからなかったから。

それだけ。

効果的なメニューの組み方がわからなかったからです。

彼の才能は、その論理力と実行力でしょう。

 

そして、これは必ず添えておきたいのが、「先生(私)を素直に信じて勉強した」ということです。

彼の最後の授業の時、私はこう言いました。

「きみは絶対に日大日吉に合格するだろう。間違いない。だから先生は受験応援にはいかないぞ?だって応援にいかなくても絶対に受かるからね」

そうです。そしてやはり彼は一日目でスパッと合格し、みんなが戦っている中、みんなを冷やかすこともなく調子に乗らずにスマートに去っていきました。

受験までの間、サッカーは辞めずにずっと続けていたそうですよ。すごいですね!やばい!

次回も色々とギャップと才能について紹介してみようと思います。