勉強させてもテストで点数がとれない子の分析

最近、一応時間をとって勉強や宿題はしているのにも関わらずテストで点数がとれないケースを何件も見てきました。こういう例について、原因は何なのか、どうしたら変わるのか、実験段階ですが書いていきたいと思います。

宿題はきっちりやっているがテストで点数がとれない

例１）小6女子（受験生）

観察してみると…
・社会の授業中＝真面目に授業を受けている。
・社会の授業直後＝復習プリントをきちんと埋めることが出来ている
・一週間後、授業前＝一応授業が始まるまでに宿題は終わっている
・一週間後、授業始め小テスト＝なぜかあまり出来ていない

ここです。一週間後、授業が始まる直前に宿題を解いていて一応終わっているのですが、小テストはなぜかあまり出来ていません。

宿題をきちんとやっていてノートもきれいだし、授業態度もいいので、先生たちや親御さんも、そして本人も、点数をとることよりも態度的優等生であることとそのプライドのほうが優先されている感じがあります。

しかし、だからこそ態度的優等生なのに成績が期待はずれであることが気になるのです。
なんであの子はちゃんとやっているのに成績が伸びないの？というわけです。
そして親御さんも、やることやってるのにどうして成績が伸びないんだ、と思ってしまう節があるのです。そちら（塾）の采配が悪いんじゃないか、課題の出し方が悪いんじゃないか、なんて言い出します。

うーむ、塾とは、宿題をやるだけで自動でテストで点数がとれるようにしなければいけないんでしょうか…？

授業はじめの小テストで点数をとれるようにするためにはどうしたらよいか

さて、授業はじめの小テストで点数をとれるようにするためにはどうしたらよいか。

極論ですが、宿題と同じプリントを用意してテストの前に復習するように言えばテストも結構できました。
つまり、宿題はやっているけど、その後復習していないのです。

ですが、小テストのために宿題を直前にやろうとすると、いわゆる一夜漬け状態になってしまい、大きなテストのときには結局できません。

宿題はやっているけどその後復習しない子のパターン

直前に宿題をやるので一夜漬けでその後忘れる子のパターン

本当の小テストのための理想のパターン

という感じです。まず大テストや再テストのことはおいておき、小テストのことだけを見ていきます。

まず宿題をやる。そして、宿題の復習をする。さらに、テスト前に確認をしてから挑む。
3ステップを踏んでみてください。