やる気の無い子供に一番やってはいけないこととは?

夢のない子供たちが増えている気がする。

…いや、昔から夢のない子供たちは居たのかもしれないが、とりあえず繕うために何かを答えていたのかもしれない。
最近、小中高校生によく見られるのが、将来の夢はないというパターン。
将来の夢は公務員!という中学生にリアルに出会った時は、おおこれが…と思ったけど、「特にない」が増えているのは気のせいではないだろう。

やはり、夢と目標がある子はそれなりに最低限やるべきことをやっているのだが、夢、目標、やりたいこと、好きなことがない子は最低限やるべきことさえやっていない。
進級や進学が危ぶまれて送り込まれてくる子にはそういったものがないか、あるいは、人に言えない夢であるかのどちらかである。

なんとなくそれなりに生きていくことはできるだろう、と思っている場合もある。セーフティーネットが存在していることをわかっているのである。
ニートになっても親が養ってくれるとわかっている、とか。
そして、送り込まれてくる子供の親は大体、成績があがらないと頻繁に塾に電話をかけて責めてくるし疑ってくるし、退会をちらつかせるのである。
他人を責める前に自分の子供にもう少し厳しくしろよと思うが、そこは、先生とやらはサービス業なので、仕方なくオブラートに包む。

宿題をやりなさい!と言い、補修になれば叱る。それでうまく行かなくて塾に頼る。
塾では叱るタイプではない先生に当たれれば伸びることもあるが、なかなかそううまくいかないもの。

夢のない・やる気の無い子供にどうやってやる気を出させるか?

面倒な事に、人間には無数のタイプが存在していて、コレといった正解の選択肢はない。

一番やってはいけないこと「どうして●●しないの!」をいつまでも繰り返す。

どうしてやらないのかと問われてやるような子ならそこまで至っていないだろう。3回言って改善されないならこの言葉は意味が無いと言った方が良い。

「どうして●●しないの」が有効なパターン

宿題を出さないことで評定が下がってしまうとして、宿題を出さないとやばい、評定がさがるとマズイと自分で強く思っている子であれば、「どうして宿題やらないの!評定下がるじゃない」と言われれば宿題をやるだろう。つまり、「どうして●●しないの」という表現は、理由問いかけの形式を用いているから、やらない理由を本人に依存する傾向があり、「宿題やりなさい」よりも子供に自主性を与えているように見えて責任を投げていることになるのである。責任感、義務感の強い子供ほど、「どうして●●しないの」という表現が有効である。その言葉は義務感・責任感の強い子供の心の中にある罪悪感を煽って駆り立ててくれる(言い過ぎはかえって病むので禁物)。

「どうして●●しないの」があまり効かない、むしろ逆効果のパターン

最初から宿題をやりたくないし、評定が下がってもどうでもいいと思っているパターンである。または、評定が下がってもそこまで気にしないパターンである。やばいな~とは思っていても上記パターンの子よりも気にしないのである。上のパターンの子であれば、一つ平均点を下回るだけで憤慨したり、一つ赤点だっただけで悲鳴をあげるものだ。こういう場合、「どうして宿題しないの!評価下がるでしょ!」と言われても、「わかってるよ…」と言われてながすだけである。評価を保たなければいけない、その動機がないし、評価を保つ気力もないのである。

「どうして●●しないの!」の代わりに、「●●したほうがいいよ」「●●やろうね」を使おう。

逆効果のパターンの子は「やる気が無い」。ということは、彼らの中にやらねばならない気持ちを求めない方がよい。だから、親や育てる側としては少々不愉快かもしれないが、子供をおだててやる気にさせるべきである。恐怖政治のように抑圧して脅迫してやらせようとして失敗することほど後に傷を残すことは無い。上手に抑圧・脅迫すれば話は別なのだが、なかなか上手くいかないのである。

彼らがやらないのにはやらない理由がある。それはそれぞれ子供によって違うのだが、例えばーーー

例1 親が幼い妹の面倒ばかり見ていて、長子が拗ねている場合。

例2 やりたいことがない、夢がない場合。

例3 勉強自体したくない場合。

例4 勉強をする習慣が無かったから今も勉強してないという場合。

例5 親が一流で求めるものが高すぎる場合。

例6 親が厳しくて子供が疲れている場合。

例7 子供に集中力がない場合。

などなど。パターンによって相手に行うべきアプローチは異なってくると思う。

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Sym
ベテラン塾講師です。
中学受験・大学受験・大学院受験は自分が一般入試で経験。

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