良い塾の先生の見つけ方!質問サンプル付き

集団塾でも個別塾でも、先生の「良い」「悪い」の判断って難しいですよね。

子供本人でもない親であればなおさらです。

塾講師をしている側の人間から、良い先生とは?悪い先生とは?を書いてみようと思います。

最後にちょっと現役の先生には意地悪ですが質問サンプルもつけておきました。

「良い先生」とは?

私は、「先生」とは、先に生きるものであり、後に生きる者に適切な助言を与えることが出来る者であると思っています。

というわけで…

教科指導がわかりやすい。

→○教科書や解説書にないコツをしっかりと教えてくれる

→○記憶に残りやすい指導をしてくれる

→×板書しない(大学の講義のようにメモしかしない、も含む)

→×教科書を読むだけ

→×解説書そのままの解説

成績や勉強の仕方についてちゃんと指導ができる。

→○ノートを見て、書き方を指導してくれる。

→○正答率表を見て、ミスを減らすのが良いか、応用問題を出来るようにするのが良いのかなど問題種別に適切なアドバイスができる

→○復習の重要性について具体的な方法でアドバイスをくれる。

→×とにかく点数しかみていない、とにかく問題を全部できるようにさせようとする

他人と比較してその子供の未来を閉ざすようなことを言わない。

→○君にはこういう良さがある。できないところもあるかもしれないけど、全ては君のがんばりにかかってる。

→○お母さんの中では君はずっと小学生かもしれないけど、君はもう高校生なんだ。できるものは増えてるんだ。

→×君はできないからそこそこなんとかするしかないよ。人間には限界があるから。天才じゃないし。

→×なんでそんなにできないんだ。先生はそんなことなかったぞ!!

<追加要素>成績や進路について、担当科目以外でも心配してくれる

→これは明らかに先生のもらっているお金の担当範囲外のことなので、強制するのはいけません。

算数担当なのに社会も心配して指示を出してくれるのは、先生がもらっている給料の範囲外で、

お仕事でやっているのではなくて先生の善意なのです。

<追加要素>夢や将来、生き方、進路についてのアドバイスをくれ、相談にのってくれる

→これも給与外のことなので強制はできません。

 

例えば通訳になりたい子に対して、じゃあ英文学科にいけば、ではなくて、

国際会議の通訳になりたいならば政治学科にいって英語をツールとして勉強するのはどうだろうか?

と提案できるような先生のことです。

 

悪い先生とは?

いわゆる「お友達先生」

→楽しくおしゃべりできるけど、成績は伸びない、むしろ甘やかすので下がるというタイプ。

先生本人は授業中しゃべっていても自分でやれるタイプの生徒だったので授業中がこれでも問題ないと思っているが、

生徒の方は自分でやれるタイプでないことが多いので、成績が下がる。

いわゆる「気持ちのわからない先生」

→なぜその問題ができないのか気持ちを理解しようとしないので、生徒の現在のやり方を脇に置いて、正しいやり方を押し付けようとする。

いわゆる「勉強大好き&優等生だった先生」

→算数大好きで不得意だったことのない先生は算数超大っ嫌いな生徒との組み合わせが悪いです。

特に「国語」「英語」は顕著で、

なんで好きじゃないの?なんで興味持てないの?こんなのフィーリングでわかるのに?

と先生の側は思うことが多いのです。

苦手だったけど克服して先生になったタイプはその点で生徒との相性が良いです。

成績管理は自分の担当だと思っていない先生

→教えることまでが仕事で、点数は自分と無関係、あるいは、生徒ができないのは生徒のせいだと思っている人のことです。

わかりやすい授業をしようという気がないのです。

親が先生を調べることができるタイミングと方法

電話

なかなか難しいです。先生も授業がありますからね。生徒の数も星の数ほどいますし…

しかし、その少ない空き時間で真摯に「話を聞いてくれる」先生は、いい先生でもあります。

ただし、電話時間がお給料に含まれていないブラックな場合もありますので、どうか先生をいたわってあげてください。

面談

これが一番です。質問したいことがあるならどんどんメモしておきましょう。

いい先生かどうかを見極めるためにはいろんな質問をしなければいけませんが、こういう質問をすると良いと思います。以下続く

先生にしておきたい質問サンプル

①子供の良い所を意識的に探す先生かどうか

セリフ例「親から見るとどこもかしこもできないように見えるのですが、先生からみてうちの子はどういうところが良い所とか…、伸びそうな所はありますか?」

この質問では、子供の良い所を意識的に見るようにしているかがわかります。
とってもヤバイ子でも良い所は必ずあり、そこを意識的に探して褒めてくれるような先生ならば、良い先生でしょう。
逆に、ありません、など即答する先生は、人のよいところを意識的に探す努力をしていない人間ということになります。

②あえて自分の子供と合わない学校を出して聞いてみると、先生の質がわかる

セリフ例「○○学校(子供の性格と正反対の学校)に入ってもらいたいなと思っているのですが、どう思いますか?」

ちょっといじわるですが、あえて自分の子供と合わない学校を出して聞いてみると、先生の質がわかると思います。

例えば、物静かで大人しくておしゃれに興味が無いタイプの女の子なのに香蘭やフェリスで相談してみて、

「とても合うと思います!」なんて返事が来たら、相性のことを考えていない先生ですね。

香蘭やフェリスは活発で元気で賑やかな我の強い女の子が多いので、

「娘さんとはちょっと性格があわないかもしれません。

もうちょっとのんびりした学校がいいかもしれません」と言ってくれる先生のほうが信用できます。

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中学受験・大学受験・大学院受験は自分が一般入試で経験。

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