子「うちの親は私の成績なんてどうでもいいと思ってるから」

前回は勉強ができる・できないについての話を書きました。今回はやる気がない子供と放任親についての話を書きます。まず、管理しすぎる親の話をすこしだけして、次に、無関心なふりをしている親の話を書きたいと思います。

管理しすぎる親

親は子供に期待をしてしまい、ついついあれもこれもと言いがちです。

特に、宿題を終えた子に、じゃあ明日の分もやりなさいと言ったりするのはよくあることですね。でもそれはダメです。

親からしたら、良かれと思って、先取りをすすめているのですが、子供からすると約束を破られたように感じてしまいます。
今日の分がおわったら遊んでいいとおもっていたのに、早く終わらせたら明日の分もやれなんて言われるんじゃ、寝る前ギリギリまでおわらせない、なんてやりはじめてしまいます。
→詳しくはこちらの記事へ

親が放任主義?なことでやる気を失う例

今度は管理親の逆で放任親の例です。私は以前の記事

放任主義の親というと聞こえは悪いが、良い場合と悪い場合がある。

良い場合=基本的に子供が望むことをさせる。最低限のことのみ注意・管理する。
悪い場合=子供の成績や努力に基本的に無関心なように見えて、成績が悪いと勉強を強要する。

良い場合のほうは置いておくとして、悪い場合のほうについて少し触れたい。この悪い場合というのは、少なからず子供との間に誤解が生じているものである。

と書いています。

子「うちの親は私の成績なんてどうでもいいと思ってるから」

子供に、親になぜ成績を見せないのかというと、こう言ってくる子がいます。
しかし、親に電話して聞いてみると、実際は異なっていて、いくつかパターンがあることがわかっています。

パターン1:放任親のふりをした監視親

親「成績を見るとうるさく言いたくなるので無関心を装ってます」

いるのです。本当に多いです。高校生くらいの子供のお母さんに多いです。
昔うるさいほど受験に干渉して、間違えたところも全部書きぬいてなんてやっていた、専業主婦のお母さんに多いです。
ちなみに、旦那さんが単身赴任だとなおそういう傾向が強まるようです…。

お子さんの教育がお母さんのすべてになってしまっていて、本当はうるさく言いたいが、子供が反発してくるので無関心を装っているというものです。

このパターンはとてもむずかしいですが、高校生や受験時期をこえると関係が改善されるようです。
時が解決する可能性が高いです。
しかし、誰かから、本当は親御さんは心配しているけど、うるさくいいたくなるから黙ってるんだって、関心がないわけじゃないんだよ、と子供に言ってあげないと、関係はこじれたままになる可能性があります。

また、塾などが挟まると、親御さんは塾のスタッフを相手にガス抜きにすることが多いようです。
しかし、塾からこまめに連絡がこないと、うちの子のことを軽視している!と塾のことを殺人犯のごとく恨みます。
ヤバイです。先生たちの方からすると、いただいているお金が一緒なのにすごく手のかかるキケンな家庭です。
ですから、割りと先生たちの間でも、あの家を怒らせてはいけないのだという話は、共有されていることが多いです。
そして、地雷を踏みそうなスタッフはその家にかかわらせないことも多々あります…

パターン2:子供の勉強に関わることに諦めた親

例1)親「子供の説明が分かり難いので知ることをあきらめました」

たしかに説明が下手な子供でした。なんでも擬音語で言ってみたり(どーんとか、ばーんとか)、超とか、めっちゃ、とか、ヤバイとか多用していたので、彼女のヤバイには何通りもの意味があることを理解するのにはなかなか努力が必要でした。

親は早々に諦めて、親より先生のほうが話がわかるから好きなだけ聞いてもらいなさいと言っていましたね。
このおうちの良いところは、子供を理解するのを諦めたけど、子供の好きにさせたところです。
結果として子供はまっすぐ育ち、自我を貫いて第一志望の大学に入っていきました。

例2)親「自分が見ても数字の意味がわからないのであきらめました」

この家は、親御さんがテストの結果を理解することを諦めた家でした。
なので、子供は、テストをもっていっても親は「ふーん」としか言わないので、自分の成績に興味が無いのだと思って、テストを見せるのをやめてしまいました。
親は、子供が見せにこないので成績が悪いのだろうと思いこんでいました。

なんという悪循環…!

こういう場合は塾のような第三者が必須です。
テストの結果を分析することはあきらめてしまったけれども、子供のいい話が嫌なわけではありません。
塾から電話で、娘さんは今回こんないい成績をとっていましたからほめてあげてくださいね!と聞くと、そうなのか!とすんなり受け入れられるようでした。

さいごに

親は、子供に愛を尽くしている、優しくしていると思っています。
でも、きちんと態度に表していますか?言葉にもしていますか?

うちの親は、子供に全力で愛を示しているつもりでしたが、私からみたら恐怖政治でした。

大人ですら、話し合ってもわかりあえないことが多いのに、親の気持ちは子供が理解してくれるものだと思いこんでいませんか?

おかあさんはこう思っている、というのはとてもいいことです。
しかし、「こう思っている」と「こうあってほしい」は違います。
自分のこう思っているがこうあってほしいになってしまっていませんか?

もしそうなってしまいがちならば、「こうあってほしいとおもっているけど、でも○○ちゃんがしたいことは応援するよ。だって○○ちゃんのお母さんはお母さんだけで、お母さんは○○ちゃんの味方だから」とちゃんと言ってあげてくださいね。

応援するよ、までしか言わないと、お母さんは本当はこうしてほしいと思っていて不満なんだ、って子供も思ってしまいます。

職業柄たくさんの親子の修羅場を見てきて、とばっちりで先生のほうがダメージを負うこともありました…
是非、子供といい関係を築いてくださいね。

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Sym
ベテラン塾講師です。
中学受験・大学受験・大学院受験は自分が一般入試で経験。

なぜ先生をしているかというと、その人個人に合った方法を探して「できた!」と喜ぶ姿を見るのが好きだからです。

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